pochitto’s blog

詩、雑感などを記しています。

詩は未知の領野へ接続する、のか

想定し得るすべての組み合わせを裏切るのが詩に課せられた役割だ、と仮定して、その役割を果たしている詩がどれほどあるのか、また、そういった詩がどれほど欲されているのか、甚だ疑問だ。現代において、想定し得るすべての組み合わせを裏切る事を、詩は求められていないのではないか。詩はマーケティングの対象に過ぎない、という一言で片付けられるように感じる。高く少なく売るか、安くたくさん売るか、その差異だけが詩を分類しているような。けれど、資本主義の鉄板の上で踊る詩人を誰が見たいというのか。