pochitto’s blog

詩、雑感などを記しています。

高精細な画面について、その2ぐらい

高精細な画面でのテレビ視聴は、正直疲れる。何が疲れるって、情報量が多すぎて「ながら見」がしづらい。既存の解像度でのテレビ視聴であれば、だいたいの流れ=文脈を捉えてれば良かったんだけど、高精細な画面だとそうはいかない。そこに指し示されている意味の量が多すぎて、脳の処理が追いつかない。
たとえば「報道ステーション」(この番組をHVで放送する意味もよく分からんが)を見てると、今までだと「古館がどんな表情で、何を喋ってるのか」を理解するのに8割の労力を費やしていたのだけれど、高精細な画面だと余計なものがやけにハッキリ見えてしまい、そちらの方に労力を取られてしまう。具体的にいえば、両サイドに置いてある花のアレンジやら、後ろの書棚に置いてある本の並びの乱れやらが妙に気になるのだ。無意識のうちにこれらの情報を捕捉してしまうがために、テレビ視聴は非常に疲れるものとなってしまう。つーことで、どうでもいい番組はアナログで見てます。でもこれ、今後すべての放送がデジタル化されたらと思うとゾッとする。