pochitto’s blog

詩、雑感などを記しています。

音楽の嗜好と詩の「速度」「ボリューム」

以前さぃきょぅ氏とメッセで話した事を思い出しながら。


或る詩人の音楽の嗜好と、その詩人が書いた詩の「速度」と「ボリューム」との間には、密接な関連性があるように思う。
たとえば、JB好きなハッスル野郎の書いた詩はそれなり(セックス・マシーンとか)のBGMを想定しながら、そのリズムに合わせて詩を読んでみる。なるほど、その詩についてなんとなく分かったような気になる。
あるいは、コアなクラブシーンにどっぷり浸かってる人物が書いた詩を読むときには、ノイジーでテクノでアングラなBGMを想定しながら、「その速度・ボリュームで」詩を読んでみる必要があろう。
そう考えると、「適切な速度・適切なボリューム」で読まれていない詩が市中には溢れ返っているのではなかろうか。そしてその「書き」と「読み」の速度・ボリュームの違いが、詩人と読み手(批評家)との軋轢を生んでいるのではないか、と筆者は思うのだった。


で、筆者の詩を読むときはどんな速度・ボリュームのBGMを想定すればいいか?
うーん、、、筆者の頭の中では、いろんなジャンルの音楽が断続的に流れてるので、なんとも。
マトモな詩のときは静かなピアノ曲を想定してもらえるといいかも。J.S.バッハのプレリュードとか。
静謐コンクリ系の詩のときは、リストかなぁ。その他アンビエント系の音もちょっと入ってる。
動的コンクリ系の詩は、うーん。。。分かりやすいところで言えば、マトリックスサウンドトラックとか、ブンブンサテライツとかを想定していただくとスムーズに読めるかも。
最近のヒット曲はあまり想定しないなぁ。想定しながら書いたとしても、たいがい駄作なので非公開だし。


このエントリをご覧になったネット詩人の皆さん、どんな曲を想定しながら詩を書いてますか?