pochitto’s blog

詩、雑感などを記しています。

モバイルに着目すべきか、否か

Opera搭載のair H" phoneが出ましたな(http://www.ddipocket.co.jp/p_s/products/content/ah_k3001v.html)。素直にすげーと思った。
Operaのスモール・スクリーン レンダリング技術自体けっこう汎用性があるようで、これから先PDAにもガシガシ搭載されるものと思われ(デモ動画はこちら→http://news.com.com/1601-2-961985.html)。
つい先日もニンテンドーDSやらPSPやらが発売されて、モバイル市場は活況の極みっす。PCと同等もしくはそれ以上に最先端技術が投入されており、目が離せない。


で、ネット詩人としてこの状況にどう対応すべきか。媚びるべきか、(スタンスを)貫くべきか。
モバイルコンテンツは、要するにすきま時間の穴埋めをするための「暇つぶしネタ」なわけで、詩がそれに該当するかというと、疑問。川柳ならいざ知らず、「詩」を読ませようとすればそれなりの精神的労力と時間が必要となってくる。やっぱり、モバイルではちょっと無理があるように思う。同様の理由で、筆者は携帯端末(特に携帯電話)にRPGを搭載することには疑問だなぁ。
それはさておき、「じゃあメールだって精神的労力と時間が必要じゃねーの?」という反論をされると、ちょっとたじろぐ。でも、このように考えられないだろうか。「近しい人から送(贈)られてきた文章に精神的労力と時間を割くのは当たり前だ」と。そういう観点に立つと、「近しい人から送(贈)られてきた詩に対しては、精神的労力と時間を割ける」。このとき、モバイルコンテンツは「暇つぶしネタ」で無くなる。
もし仮に、モバイルコンテンツとして詩を広めよう、「媚びよう」とする際には、このような方向性もあるんじゃないかな。なんつって。