pochitto’s blog

詩、雑感などを記しています。

体系的理解の重要性

オレの勤めている会社は、社長と副社長共に中卒である(註:学歴に基づいて誹謗中傷をする意図はまったくありません)。
ところが、同じ中卒でも社長は非常に長期的、戦略的な視野でもって動く。副社長の方は、まったく的外れ、行き当たりばったりな施策で総スカンを食っている。
なぜか。
社長は学歴こそ低いけれど、物事を体系的に理解しようとし、かつある程度理解し、その知識を活用している。
副社長も同様に学歴が低いけれど、体系的な理解など必要なしとして、そのような知識をむしろ軽蔑していた。


そこで思ったこと。
若くて勢いのあるうちは体系的な理解なぞクソの役にも立たないかもしれない。だが、人の上に立つとなると話は別だ。
体系的に理解する能力がなければ、行き当たりばったりのその場しのぎ「しか」できなくなる。戦術あれど戦略なし、だ。
人の上に立つ大将が行き当たりばったりでは、当然誰もついてこない。スタンドプレーでごまかすか、適当なことをまくしたてて煙に巻くか、だ。
結局、若さと勢いを失い、その地位から引き摺り下ろされる。


このように、若くて勢いのある人が年を取るとともに没落するとき、そこには体系的理解の欠如つまり「戦術あれど戦略なし」という要因が大きなウェイトを占めている。
そしてこの事はむしろ「学歴とほとんど関係ない」とオレは思う。
体系的理解は、学ぶ本人がそのように理解しようと努めない限り、決して身につかない。そう思えて仕方がない。


ちなみに、副社長は任期半ばで先日退任された。