pochitto’s blog

詩、雑感などを記しています。

才能の無さについて

己の才能の無さに絶望する瞬間が、1日に数十回以上ある。決定的、致命的に才能が無い。
才能の無さを克服しようとして読書に励むも、要点を理解できず、結局浅知恵は変わらず。
マイナス思考では成功はおぼつかない。それは十分承知しているけれど、やはり持って生まれたものが違い過ぎる。あまりにも才能が無い。
そんなわけで、詩を書いてみる。

才ある人よ
あなた程には自由になれない
我が身を囚うもの それは己の愚かしさ


才ある人よ
あなた程には優しくなれない
怯えた眼差しを どうか責めないで


才ある人よ
あなた程には勇敢になれない
向い風に ただ うずくまる


日照りに慄き 冬枯れを嘆き
陽春に惰眠を貪るのみ


才ある人よ
あなた程には輝けない
暗闇に身を震わせ 曙光に眼は眩む


才ある人よ
あなた程には生きられない
流転と混沌に 命削られるのみ


才ある人よ
あなたの呼ぶ声が聞こえる
その声が木魂する


木魂する


木魂する


そして又 うずくまる