選択されなかったものについて
現代詩フォーラムに投稿された詩の中で、ポイント数の低い詩ばかりを選んで読んでいる。
なぜかというと、「稀な選択肢」を欲しているから。月並みではない言葉、埋もれた可能性を探してしまう。まあ一種の宝捜しなのだが、この作業は実に楽しい。とはいえポイントの低い詩≒駄作の確率も高く、徒労に終わることもしばしば。
つーことで、オレ的駄作の篩い分け基準。
- 声に出して読んでみる
パロールっつーやつだな。声に出して読んでみてダメな詩は、ちょっと。
- 脳の中で読んで(感じて)みる
クオリアっつーやつだな。アタマの中で詩を]再生[してみて、具合を見る。ほとんどの詩は、出だしはいいんだけど途中でだれてしまう。このような詩は、オレ的には評価が低くなってしまう。
- 字面を追う
エクリチュールっつーやつだな。字面で楽しませてくれない事には困る。やたら行間を空けるとかそういうことじゃなく、コンスタティヴな読解の過程を楽しめるかどうかという。
- 二律背反チェック
読み手に対して、ほとんど直感的に二律背反を意識させる詩というのは、やっぱ(・∀・)イイ!よね。
- 本質への接近
コレすげー重視してる。本質への接近っつっても単純な事実の記述じゃなく、より根本的な事物のありように関する重大な指摘が含まれているかどうか、そういうこと。
まあそんなこんなで、◎とか現代詩フォーラムに投稿された詩は片っ端から目を通してる&可能な限り色眼鏡を外して読んでるので、新人さんもご安心あれ。