pochitto’s blog

詩、雑感などを記しています。

拡張されゆく現実

人間の認識力を拡張する、オリンパス「シンクロリアリティシステム」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1125/kyokai31.htm

シンクロリアリティは「注視している対象物に関連した情報を、画面内の対象物位置に応じて付加表示するシステム」だ。カメラで撮った画像から、事前にマシンに教えておいたマーカーを認識し、カメラ位置を算出し、実画像に合わせた形で関連した情報を重畳表示する。すると人間に対する情報密度があがる。同社では「多次元表示」と呼んでいる。<中略>
 もちろんマーカーの知識は事前に読み込ませておく必要があるが、QRコードなどの2次元コードと違って、人間が普通に読み取ることのできる文字や画像をそのまま使うことができる点がアドバンテージである。

現実の空間の中に情報を重畳表示させるというアイディアじたいは古くからあるのだけれど、それを身近なツール(携帯電話、PC等)で実現してしまうところが凄い。この技術を使って、より多面的な現実のありようを提示できると思う。ただし、認識する個物はユニークな(一意な)ものでなければならないので、実際には商品情報、商品(ヒト)に対する付加情報の提供にとどまるだろうけど。

あと、この記事の中で触れられている「バーチャライズド・リアリティ(現実仮想化)」という技術概念にも興味をそそられる。
仮想化された現実。まさに詩が追い求めているものではないか。