世界は不完全で、そのせいで僕は不完全で
システム監査技術者試験、終わり。
論文対策ができていなかったため午後Ⅱは受けず。もっと計画的に勉強すべきだったなあ。反省。
ただ、試験勉強を通じて監査人の視点を学ぶ事ができ、その点ではとても有意義だった。まあしばらくは眉間にシワを寄せながら暗記に勤しむ生活から離れられそうだ。
試験が終わったということで、読書でもするかねと考えていた折、pogeさん(id:poge)の「ファイトクラブ」に関する一連のエントリを読み、もろに影響を受けてしまった。
で、近所のブックオフへ足を運び、100均コーナーで「ファイトクラブ」()を発見、ゲット、通勤電車の車内で読み始めた。
・・・こりゃスゴイっすな、もう掛け値なしに。
まだ1/3ぐらいしか読んでないけど、凄すぎ。
この本は満員の通勤電車で読んではいけないな。思わず俳句を詠んでしまいそうになる。
で、読んで感じた事をいくつか。
- 自己と世界の過度な同一視と、マゾヒズム的快楽の結びつき
- 世界を完全なものにすること=自己を完全なものにすること→ドライオルガスムスの追求
- 世界は不完全で、自己が不完全なのはそれが原因
- 弁証法を破壊するための弁証法、ウロボロス
- 完全な世界=「オレにとって」完全な世界
- 疑似プリエンプティブマルチタスクを実現するための技能的統合失調
とりあえず面白すぎる。
ところで、このエントリのトップ画像は松井冬子(http://www.theway.jp/fuyuko/)という画家の「この疾患を治癒させるために破壊する」という絵なんだけど、もう一皮剥けると大ブレイクしそうな予感。それにしてもベッピンさんですな。