たまにはナイーブな詩も書いてみる
9月に入り、夏の終わりをしみじみと感じる今日この頃。柄にもなくナイーブな詩を書いてみた。
18時24分、<君>:
君に包まれる
暖かい それでいて夕暮れの寂しさを後ろ手に
川べりを 二人きり
見上げた空
青さを増しながら
君が 飛行機雲の向こうへ広がってゆく
君はもう 行ってしまう
遥か昔から ずっと繰り返してきたように
見上げた空の向こうへ
出会いと別れの数だけ深くなる 青
君は いつか辿り着くのだろう
あの青の果てまで
僕と歩いた川べりを そのままに
だから
さよならじゃない
ずっと繋がっている
ずっと遠く
青く青く 澄み渡る
空の向こうまで
きっと