谷山こずえという詩人について
インターネットコミュニティ上に詩を投稿するようになる少し前、だいたい5年程前、fj.rec.poemというニュースグループをROMっていた事がある。
たくさんの常連さん達がそれぞれの詩を持ち寄っていた中で、俺の心に突き刺さる詩を次々と発表する詩人がいた。
谷山こずえ、という名前の詩人だ。
ありふれた言葉を使いながら、感性の鋭さによって内面の闇を抉り出すような作風に、当時俺は憧れまくったものだ。
今どうしているのか無性に気になって、googleで検索したのだが結果は芳しくない。自身のホームページも、とうに閉鎖してしまったようだ。
ニュースグループを検索すると、当時の書き込みがまだ残っていた。
fj.rec.poemのほかに、fj.jokesでも活躍しておられたようだ。
http://groups.google.co.jp/group/fj.rec.poems/search?hl=ja&group=fj.rec.poems&q=%E8%B0%B7%E5%B1%B1%E3%81%93%E3%81%9A%E3%81%88&qt_g=1&searchnow=%E3%81%93%E3%81%AE%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%97%E3%82%92%E6%A4%9C%E7%B4%A2
特にお気に入りはコレ↓
写真 ベンチから見つめる川は左から右へ ゆらゆら、ゆらゆら、ゆらゆら、ゆらゆら ベンチに座ってる私の顔には涼しい風が そよそよ、そよそよ、そよそよ、そよそよ 景色を彩る光と影 すべてが動き生きてる世界 心の中には澱んだ川と無風の風景の静止画像 他には何もない
- -
うーーーーーーーん。凄ぇ。眩暈すら覚える。とにかく内面描写が卓越している。
本当に、今どうしておられるのだろう。